2月の花だより その2
クサボケ(草木瓜)の花
11月の時点で狂い咲き、12月にもまとまった開花が見られたクサボケですが、正式な(?)開花がそろそろはじまったようです。
クサボケではないほうのボケとは違い、地面すれすれで開花する姿に野趣を感じます。
カンザクラ系の桜はもうここまで開花。つぼみも多く残っていますが、見頃といってもいいのかも。
ソメイヨシノと違い花期がかなり長いのですが、風雨や野鳥により次々に花が落ちていきます。
別品種。こちらは葉が同時に出てくるタイプ。
もうしばらくで見頃となりそうです。
ホトケノザ(仏の座)の花
春の七草のホトケノザ(=コオニタビラコ)とは別の植物。
ジンチョウゲ(沈丁花)の花
咲き始め。満開になると春らしい香りでいっぱいになります。
フクジュソウ(福寿草)の花
もうしばらくで見頃。
園芸品種に詳しくないのですが、クロッカスの花でしょうね。
他の場所でも見かけたことがあります。球根のイメージがありますが、種子散布により増えてしまったのか。うーむ。
アオキ(青木)の冬芽
斑入りの品種です。
最近勉強したのですが、斑入り葉の色が抜けている部分は葉緑素もないということで、光合成ができないらしい。(中学生の理科レベルの知識なのかも)
ちょっとした斑入り種も、斑が入っていないものに比べたらやや生育が劣るとのこと。
ビワ(枇杷)の冬芽
玉川上水の何箇所かで見られるビワですが、雑木林の構成種ではないはず。
カラスなどによる種子散布で増えているのでしょうね。
フデリンドウ(筆竜胆)のつぼみ
株が増えてきている感じがあります。今年も開花がとても楽しみ!
大雪で踏まれてしまわないか、盗掘されてしまわないか、ひやひや。
ハナミズキ(花水木)の冬芽
大正に日本へ入ってきた外来の樹木ですが、比較的日本に馴染んでいて、街路樹としてかなりの人気があります。
玉川上水周辺で多く見られます。
花芽は擬宝珠のような形をしていて特徴的。
ウグイスカグラ(鶯神楽)の花
こちらも、1月上旬にはすでにちらほらと咲いていました。そろそろ本咲き。
おまけ。実をくわえるヤマガラさん。
アトリ科のように、硬い実を砕ける強いくちばしを持っているわけではないので、このまま食べることはできません。
この後、足の間にはさんで何度もつついてから食べます。